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陶芸

唐津から戻って②

#art#craft#culture#product#街

安永頼山氏の壺(急いで撮った写真で申し訳ないが、実物はもっと良い)
2022年11月19日。
 今日、私は陶芸における美とは何かを発見した。
 佐賀県唐津市の安永頼山氏の仕事場でのことだ。それは、一つの壺の形をしていた。そうだ、美とは、発見するものであった!(岡本太郎がデパートの展示場で縄文を発見したようなものか。)
 もちろん作品に力があってこそなのだが、自然に美を見出すのも、やはり人間なのだ。
買い付けというのは、趣味で買うのとまた違う。
 欲しいことはもちろんだけれど、自信を持って「これは絶対損をさせない!」「こういうものを売りたい!」という確信がないといけない。

 ただ…だからこそ、「手放したくない」と思ってしまう作品に出会ってしまうのも事実。なかなか難しいところだ…

 作る人も大変。買う人も大変。
 むしろ、大変な人に買ってもらいたい。
 なにしろ、ぼくらが手にするのは、替え難い「豊かさ」なのだから。
 創造することで得られる豊かさと、それを取り入れることで得られる豊かさ。

 ぼくらは、お金のやりとりもするけれども、本当はそういう気持ちのやりとりに価値があるんだ。

この記事の著者

田中 悠貴

1983年12月16日生まれ。慶應大学総合政策学部、福田和也研究室卒業。建築業・ビル業に従事する傍ら、アートイベントの運営に携わる。以降、暮らしや生活、文化の向上を目指し、株式会社ANTI-ICONを立ち上げる。

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