東京に戻って
東京に戻ってからの私は、法人格というもののややこしさと戦っていた。 決済、法人向け銀行口座、webサービス、領収書…その中でアーティストの方に会いに行ったり、連絡をしたり。 正直、一人でやっていると頭がこんがらがる。 写真やファッションは、いずれ必ず触れたいジャンルだ。 なかでも、性器が写っているアート作品は必ず扱いたい。 脳や心臓、腸などと違い、人体で唯一露出している重要な臓器的アイデンティティなのに、ヌード写真でも隠しているのが不自然だと考えるからだ。(そう感じる人が多いから、ラリー・クラークやキース・へリングが持て囃されるんじゃないか?) ちなみに、渡辺万美さんは日本人で初めてプレイメイトになった方。 ヌードモデルさん…かな? 当時、「頭が良い人がいるもんだ」と思ったのをよく覚えている。