結局何がしたいのかというと。
(最近陶磁器の話題ばかりになりつつありますが、他のジャンルもちゃんと頑張っております。) 結局、何がしたいかというと、日本の幸福度を高めたいのだ。 親戚づきあいはおろか、貧弱な地域コミュニティすらあるかどうかもわからない。その、少なくなった愛情を感じることができる体験の中で、きちんと機会を掴めなかった子供たちの幸福度は、例外があるにしても平均して低いそうだ。 そして、国民の幸福度は、子供の幸福度に比例する。(統計学上、社会学上の事実として) そこで、例え家に1人でいても、作家が歴史や表現方法、また手にする人のことを“真剣に”考えて作ったものがあれば、温もりや豊かさといったものを少しでも実感できるのではないか、と考えている。 「昭和レトロ」とか「エモい」なんてのも、当時の職人の温もりが刻まれているからだと思う。
居るだけで寂しくなる建築や、居るだけで癒されたり元気になる建築がある事実からも明らかなように、人は人間との直接的関わり以外の環境からも影響を受けるものなのだ。 既に読書離れや音楽離れまで進みきり、本当に切羽詰まった状況だと思う。 (これは、入れ替わらない既得権益層がばら撒きの6割を搾取しつつも、表現のクオリティを落とし続けている事にも由来するのだが、まずは一人一人が幸福度を上げて、自尊心=自己評価を上げて、物事を自分で考えて判断できるようになる必要がある。自己評価が高くないと、社会的判断ができないのだ)